高校受験

長子が公立高校入試に合格しました。

 

一カ月前私学に合格した時は大喜びで、私の携帯にも弾んだ声で報告があったのだけど、今日は電話連絡もなく、至って静かでした。

曰く、「発表を見て3秒くらいは飛び上がって喜んだけど、あとは落ち着いた。嬉しいのか嬉しくないのかよくわからない。受験日以降の解放感のほうが大きかった」とのこと。塾の先生にも「なんやその顔は!受かったのか落ちたのかわからん!」とどやされたそうです。彼の正直な感情を表現したのだろうから、怒られる筋合いのものではないんですけどね。

 

もともとは私学に行きたかったのだけれども、学費が高くて諦めた経緯があるから、やっぱり今でも彼の大本命は私学だったんだなあ、と思いました。行かせてあげられなくて申し訳ない。弟と妹がいるから諦めてもらったけれど、裕福だったら通わせてあげたかったな。

 

そして、私が行かせたかった公立に行かせてしまったのかもなあ、と反省もしています。ゴリ押ししたつもりはないけど、言外の意味を汲ませてしまったかなあ。彼自身は、公立高に魅力をあまり感じていなかったみたいだもんなあ。ごめんね。

 

彼は人間関係を構築するのが苦手なタイプなので、あまり知り合いのいない集団へと飛び込むのはさぞかし不安なことだろうと思います。見ている私も不安です。今はただ、彼の人間的な伸びしろを信じて、楽しい高校生活を送ってくれることを祈ります。数は少なくていいから、心を許せる友達にめぐり会えますように。

 

ということで、つらつら話しているうちに、息子に自分の不安を投影していることがわかりました。彼は彼で、私は私。分けて考えましょう。

こういう時は、事実を正確に把握して、合理的に考えるのだと学びました。彼は「ちょっと無理かも」と言われていた学校への合格を、たゆまぬ努力でもぎ取っています。たいへん立派です。おめでとう!!未来に幸あれ。

 

本日のまとめ

合格の一報を聞けて、母ちゃんは鬼嬉しいのに、たいして嬉しそうじゃない息子を見て不安になった。そっから母ちゃんの不安が加速した。以上。